「新版 統計学のセンス ―デザインする視点・データを見る目― (医学統計学シリーズ1) 」を読んだので、 簡単にその読書メモを書きます。
読もうと思ったきっかけ
- データ分析する際にどのようにデータを見るべきかを知りたかった
- 標本サイズの決め方
- 群の比べ方
- どの場面でどの検定を使うべきか
感想
- 自分は医療統計に関わっているわけではないが、データを見る際に最低限を気を付けたほうがいいことを学べた
- 「統計学のセンス No.XX 〇〇〇〇〇〇〇〇」と書かれているので、要点をつかみやすかった
- 各場面でどの手法を使うべきか書かれているが、手法の詳細は書かれていないので、細かい部分で詰まらずにすらすら読めた
- 手法の詳細を知りたい場合は、別書籍などを読む必要があります
学んだこと
- 多くのことを知りましたが、特に下記の点が印象的でした(多くの人にとっては当たり前のことかもしれませんが)
- 群を比べる際にt検定では駄目で、ウィルコクソンの順位和検定を使った方がいい場合があること
- 比較する群の標本の大きさを同じぐらいにする必要があること
- 群の差を見る際に評価したい因子だけの差になっているかを考えるべき
- 群の特徴を平均と標準偏差で常に考えればよいわけでなく、パーセンタイルで考えたほうがいい場合があること
次やること
- 群の比較を平均でやりがちなので、データによって適切な方法で群の比較を行う